2011年 02月 27日
EF85mmF1.2Lは大変素晴らしいレンズである。

個人的にも一番のお気に入りで、最も使用頻度が高い。絞り開放からピシッとシャープな画質。1.2のF値を生かして背景ぼかしまくり。
とはいえ、すべてが最高のレンズなどそうそうなく、欠点をあげつらえばいくつもある。
(1)重い。1kg超はずっしりきます。NEXにアダプタ付けてヤシコン50mmF1.4なら軽いだろうな。。
(2)AFが遅い。これはまあ周知の事実、じっくりMFしましょう。
(3)USMが壊れると悲惨。85mmF1.2のUSMは、マニュアルフォーカスもUSM。USMが壊れると即使用不能になる。修理は10万超との噂。
(4)寄れない。0.95m、0.11倍。II型でも改善されなかった。というか、全体繰り出し型の合焦なので、寄れてしまうと合焦までの距離移動が長くなりすぎ、AFがさらに悲惨に遅くなってしまう。

ずいぶんと長くなったけど、ここで本題。
欠点(5)アウトフォーカス部のハロの着色が目立つ場合がある。次の作例をご覧あれ。

EOS5D EF85mmF1.2L
絞り開放、ノートリミング。合焦ポイントはタイヤ。タイヤをぶら下げているロープに注目。
手前側は紫がかって、奥側は緑がかって見える。
たぶんアウトフォーカス部で、残存軸上色収差が悪さしているのではないかと予想。ボケに色がついて汚くなる場合があるということ。
かつてはThe Best of 85mmは間違いなくEF85mmF1.2!だったのだが、ここ数年他社の良い製品が出てきている。
例えばN社の最新モデルはIF化でAFの高速化、ナノクリ採用。シグマの最新モデルは低分散ガラス(SLDガラス)採用、リアフォーカスでAF速度も改善。前玉に低分散ガラスを採用したと言うことは軸上色収差対策であり、EFのようなハロ着色も改善されているのかも。
がんばれキヤノン。というか手抜きをするなキヤノン。II型になっても基本設計はほとんど変わっていない。鉛ガラス対策と気持ちだけのAF改善のみ。単に値上げの口実と、旧モデル部品の保持コストの低減狙いではないか、と疑いたくもなる。
III型で、絞り1.2を維持したままで光学設計の一新、IF化とEDガラスの採用に期待。

個人的にも一番のお気に入りで、最も使用頻度が高い。絞り開放からピシッとシャープな画質。1.2のF値を生かして背景ぼかしまくり。
とはいえ、すべてが最高のレンズなどそうそうなく、欠点をあげつらえばいくつもある。
(1)重い。1kg超はずっしりきます。NEXにアダプタ付けてヤシコン50mmF1.4なら軽いだろうな。。
(2)AFが遅い。これはまあ周知の事実、じっくりMFしましょう。
(3)USMが壊れると悲惨。85mmF1.2のUSMは、マニュアルフォーカスもUSM。USMが壊れると即使用不能になる。修理は10万超との噂。
(4)寄れない。0.95m、0.11倍。II型でも改善されなかった。というか、全体繰り出し型の合焦なので、寄れてしまうと合焦までの距離移動が長くなりすぎ、AFがさらに悲惨に遅くなってしまう。

ずいぶんと長くなったけど、ここで本題。
欠点(5)アウトフォーカス部のハロの着色が目立つ場合がある。次の作例をご覧あれ。

EOS5D EF85mmF1.2L
絞り開放、ノートリミング。合焦ポイントはタイヤ。タイヤをぶら下げているロープに注目。
手前側は紫がかって、奥側は緑がかって見える。
たぶんアウトフォーカス部で、残存軸上色収差が悪さしているのではないかと予想。ボケに色がついて汚くなる場合があるということ。
かつてはThe Best of 85mmは間違いなくEF85mmF1.2!だったのだが、ここ数年他社の良い製品が出てきている。
例えばN社の最新モデルはIF化でAFの高速化、ナノクリ採用。シグマの最新モデルは低分散ガラス(SLDガラス)採用、リアフォーカスでAF速度も改善。前玉に低分散ガラスを採用したと言うことは軸上色収差対策であり、EFのようなハロ着色も改善されているのかも。
がんばれキヤノン。というか手抜きをするなキヤノン。II型になっても基本設計はほとんど変わっていない。鉛ガラス対策と気持ちだけのAF改善のみ。単に値上げの口実と、旧モデル部品の保持コストの低減狙いではないか、と疑いたくもなる。
III型で、絞り1.2を維持したままで光学設計の一新、IF化とEDガラスの採用に期待。
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by kojiro-net2
| 2011-02-27 07:20
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